歯が抜けてしまった方へ

入れ歯

総入れ歯や部分入れ歯が痛かったり、すぐはずれてしまうということはありませんか?
合っていない入れ歯を使い続けると、さらに粘膜の下にある骨がやせてしまい、より入れ歯が安定しなくなる悪循環を引き起こします。
また入れ歯の調整は、いくら粘膜面(入れ歯の裏側、歯茎側の面)を調整しても、咬合面(咬む側)がしっかり調整できていないと
絶対に安定しません。
そのため、市販の入れ歯安定剤ではどうにもならない場合もありますので、入れ歯が痛い、合わないなどの症状があれば
一度歯科の受診をおすすめします。

入れ歯の種類

抜けた歯を補う方法には、「部分入れ歯(義歯)」「ブリッジ」「インプラント」の3つがあります。
近年は、インプラントを自ら希望される患者さま、あるいはインプラントを強く勧める歯科医院が目立ちますが、部分入れ歯やブリッジにもメリットはあります。当院では、患者さまの歯や顎の骨の状態を確認した上で、ご希望を聞きながらニュートラルな姿勢で施術方法を選択しています。

部分入れ歯

部分入れ歯とは、残っている歯に金属の腕(クラスプ)をかけて固定する義歯です。保険診療と自由診療があり、保険診療の場合は安価(5,000~13,000円)なのが一番のメリットです。自由診療では、目立ちにくい白いプラスチックのクラスプを使用したものや、樹脂でできたものが選べます。
部分入れ歯は、付けたり外したりできるので、洗うことが容易です。反面、取り外しが面倒だと感じられる方もいらっしゃいます。また、使っているうちに合わなくなってくることがあるので、定期的なメンテナンスが必須です。
ブリッジやインプラントと比較した場合のデメリットは、まず咀嚼の力が弱いこと。自分の歯を100%とした場合、インプラントなら90%以上、ブリッジでも60%程度の咀嚼が可能ですが、入れ歯では50%以下になるのが普通です。
いい部分入れ歯の条件は、落ちないこと、装着したときに痛みを感じないこと、そして噛み合わせがいいことです。当院では、軽視されがちな噛み合わせについても、しっかり確認して部分入れ歯をおつくりしています。

ブリッジ

ブリッジとは、抜けた歯の両隣の歯を削って土台とし、橋渡し(ブリッジ)するように人工歯を入れる施術方法です。部分入れ歯同様、保険診療と自由診療が選べます。見た目も機能も部分入れ歯より優れているので、保険治療の場合、まずブリッジが可能かどうかを検討し、できない場合に部分入れ歯を選択するという流れが一般的です。
付けたり外したりする手間がないというのも、ブリッジのメリットのひとつです。反面、清掃しづらく、きれいに保つのが難しくなります。また、土台となる健康な歯が削られて、寿命が短くなるのもデメリットです。
保険診療では、硬質レジンを使用した白い義歯は、前歯(3番まで)にしか使えず、それより奥の歯は金属製になります。自由診療では、奥の歯にも白い義歯が使えます。

インプラント

まるで自分の歯のように噛めるインプラント

歯がなくなった所の治し方には、ブリッジ、入れ歯、インプラントの3つの方法があります。
その中でも違和感がなく、力強く噛めるのがインプラントです。
10年以上前は成功率が低かったこと、また不勉強のままインプラント治療を行う先生がいることなどにより、
一時評判を落としていましたが、現在10年生存率98.8%、10年成功率97%(ストローマンインプラントの場合)
と信頼性も高く、選択される方も多くなってきています。
残りの数パーセントが気になるという方もいらっしゃると思いますが、
実はブリッジや入れ歯の耐久年数のほうがはるかに短いのです。

咀嚼の能力が高く、自分の歯と同じように食事できるのが、インプラントのメリットです。口内に金属などが露出していないため、食べ物の味が変わってしまうようなこともありません。デメリットは、自由診療のみであるため、費用が高くなること。もうひとつは手術が必要なことです。
インプラントは事前の診断がとても大切です。とくに顎の骨の量が、インプラント体(人工歯根)を埋めるのに十分かどうかが、施術の可否の判断基準になります。骨が足りない場合でも、骨をつくる(増大させる)ことでインプラント体を埋め込むことは可能です。
ただし、骨をつくる手術には痛みを伴いますし、治療期間も長くなります。また、顎の骨の量が少なすぎる場合は、骨をつくってもインプラント体を埋め込めないことがあります。
当院では、まず患者さまの顎の骨を歯科用CTで詳しく診て、骨をつくる必要があるのかどうかを確認します。必要な場合で、かつ、それでもなお患者さまがインプラントを希望された場合に、大学病院で骨をつくる手術をしていただくよう手配しています。大学病院でインプラント手術まで行なうことももちろん可能ですが、当院では、その後のメンテナンスに責任をもつために、インプラント手術は当院で行なっています。
顎の骨に埋めるインプラント体や、人工歯とインプラント体を固定するアパットメントは、多くのメーカーがつくっています。当院では、歴史が長く、品質が最高と考えられる「ストローマン」の製品を使用しています。治癒期間が短いため成功率が高いのも、ストローマンの有利な点です。
インプラント体は非常に丈夫なもので「一生もの」といえますが、インプラント体に被せる人工歯が傷んだ場合、つくり変える必要があります。その際、メーカー自体がなくなっていては、どうにもなりません。価格が高くとも、信頼できるメーカーの製品を使ったほうが安心です。インプラントは、ほかの歯科治療と一線を画します。それだけに、シビアに考えていただきたいと思います。

インプラントメーカーを選ぶ重要性

世界に流通しているインプラントは100社以上、日本でも40社以上と言われています。
当然品質もインプラントメーカーによって大きく違います。安い物を入れて後悔することがないよう、インプラントをなさる際には
どこのメーカーのインプラントか必ず確認してください。
ハニー歯科では、世界シェアNo2で、治癒期間が4週と他社を寄せ付けない、『ストローマンSLActiveインプラント』
という最高水準のインプラントを使用しております。

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